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コラム 声×言葉

コラムVol.49『きくチカラⅦ』2022年4月

コラムVol.49『きくチカラⅦ』2022年4月

最近、中島みゆきさんの「銀の龍の背に乗って」を懐かしく耳にしました。2番に「失うものさえ失ってなお 人は まだ誰かの指にすがる 柔らかな皮膚しかない理由(わけ)は 人が人の痛みを聴くためだ」という歌詞がありました。鳥肌が立ちました。今回のコラムも『きく』お話です

発した言葉が成果を左右?

営業や外交も司会と同じく、話す事がお仕事です。たくさんのお客様と向き合う中では、苦手(嫌い)と感じる人を前にすることもあります。心構えがないと、たちまち上手く話せなくなってしまうのではないでしょうか?言葉は心です。考え方、生き方、在り方が言葉に出ます。心を整えておくことがとても大事な事だと考えています。
苦手(嫌い)な人に対して話す時に私が心がけて来た事をいくつか挙げてみます。

話すのが仕事。そのために必要だと思うこと。

この問題をクリアできたら私はグレードアップすると信じ、ミッッションのように笑顔で対応します。逃げられない相手なら対峙するしかありません。戦って敵を倒すロールプレイングゲームではなく、どんどん味方につけていく感覚をもって接します。すると相手に対して積極的になれます。このお仕事を始めた頃、先輩アナウンサーの研修で「何を知っているかより、誰を知っているかだ。」と言われた事を思い出します。知識を付けていく事も大事だけれど、困った時に頼れる誰かをたくさん持っている方が強いと言われました。味方は多い方が強いです。

仕事に集中します。話す事がお仕事の人たちは、発した言葉によってお仕事の成果が決まります。いい仕事をするために様々な事を建設的に考えます。全集中です。

楽しいイメージを持って接します。着地点というか少し先の未来の姿を明るいイメージで想像しながら話をします。相手はもちろん自分自身の気持ちも励まされます。自灯明(じとうみょう)という考え方を20代後半に知りました。ことあるごとに思い出す言葉です。

④ 小さな事で良いので、相手を褒めます。苦手(嫌い)な人の悪い面しか見えないと言わず、自分が感じているイメージを敢えてひっくり返してみます。自分にはまだ見えていないこの人の魅力って何だろうと思って見てみます。それが何かがまだ分からないうちは、とりあえず「すごいですね。」「さすがですね。」と言葉にしてみます。褒め言葉を口にすると、自分の脳が騙され、苦手(嫌い)感覚が薄くなります。褒められた相手も気持ち良くなります。そして、もっと良い所を見せようと意識して良い人の部分が前に出てきます。そうして、苦手(嫌い)と思っていた部分がチャームポイントに見えて来た事もあります。「あの人はそういう人だから…笑」という境地ですね。何人か顔が浮かんできました。

あ、私も少しはグレードアップして来たってことでしょうか。。
苦手(嫌い)と思う人に出会えたお陰さまですね。感謝。

かやくりか